
現代社会における心理支援のニーズや支援の実際について、支援の当事者、第一線で活躍する実践者・実践研究者などのゲスト・スピーカーによる「白金こころ塾」を、授業の一環として行うと同時に地域の人々にも開放し、地域と顔のみえる関係を形成していきます。
たとえば、講演後の質疑討論には学生だけでなく、地域の人々も参加することになります。このことによって学生は地域の人々の意見を聞いたり、交流を図ることができるため、幅広い視野で社会事象を把握・理解し、心理支援について机上の理解にとどまらない体験的理解を深めることが可能になります。
つまり、白金こころ塾は、大学からの社会還元ということだけでなく、地域からの大学や学生への還元も実現していることになり、まさに相互循環的支援学修の場ともなっているのです。
2010年度白金こころ塾では、「犯罪とこころ」をテーマに、本学法科大学院と協働して全2回の公開講座を開講しました。
講師:本学法学部専任講師 緒方あゆみ先生
「精神障害犯罪者」についての法的な定義、現法下での処遇の重視点、鑑定ガイドラインの整備や見直しが必要とされる点など、精神障害と犯罪との関係について講演いただきました。
講師:本学法科大学院教授 弁護士 渡辺咲子先生
「一番話しにくい」ところである法廷で誘導せずにどう尋問するか、証言内容が変わったときの真相はどこにあるか、人のこころにどこまで踏み込むのかなど法的な真実を導く過程を講演いただきました。
第1回:「子供の声を聞く」
講師:本学法科大学院教授 弁護士 中川明先生
子どもの意見表明権などの取り組みを中心に、子どもを一人の人格として尊重し、子どもの目線で子どもの身になって考え、対話を積み重ねていくことの意義について講演いただきました。
第2回:「カウンセリングとロイヤリング~心理と論理の間~」
講師:本学法科大学院教授 弁護士 戒正晴先生
法律問題の解決にも、実は心理の問題が大きな位置を占めることや、法による解決と納得による解決、大規模災害時の傷ついた心の問題の対応などについて講演いただきました。
第1回:「永野流、無から形にする方法」
第2回:「エンパワメント評価」
第3回:「ザ心理支援論~明治学院大学心理学部の挑戦~」
第4回:「こころの街づくり講座」